~ライフストーリー~1人じゃない、仲間で見送るご葬儀の形。

目次
友人に見守られた直葬という選択
〜ひかりグループがお手伝いしたお別れのかたち〜
一人暮らしをされていた女性が、静かにご自宅で旅立たれました。訪ねてこられたご友人がその姿を見つけ、身寄りがないことを知っていたため、どう見送るかを考えることになりました。
実は故人は、生前「大げさな葬儀は望まず、直葬で十分」とお話されていたそうです。その言葉を思い出したご友人たちは、相談のうえでひかりグループにご依頼くださり、直葬というかたちでのお見送りが決まりました。
当日集まったのは、長年親しくされてきた数名のご友人。豪華な祭壇や大人数での参列はありませんが、その場には確かに故人を想う温かな気持ちが満ちていました。
彼女が好んで食べていたわらび餅をお供えし、大事に育ててきた庭先の花を棺に添えてのお見送り。小さな直葬であっても、ひとつひとつの所作に故人らしさが映し出され、「彼女らしいお別れだった」と誰もが口にされました。
ひかりグループでは、このようにご希望やご事情に応じて柔軟に対応し、できる限りリクエストに寄り添う体制を整えています。たとえご家族がいらっしゃらなくても、その方の人生には必ず大切な人や思い出があり、それを大切に見守る方がいます。私たちは、その「生きてこられた証」を丁寧に形にしていくことを使命としています。
直葬というシンプルな選択でも、心から寄り添うことはできる。そのことを改めて感じさせてくれるお別れの時間となりました。