「葬儀の供花、迷わないための相場ガイド — ひかりグループからのご提言」

はじめに
葬儀の場で、供花(きょうか)は故人への敬意を表すとともに、遺族へのお悔やみの気持ちを形にするものです。ただ、「どれくらいの金額のものを選べばよいか分からない」「遺族に気を遣わせてしまうのでは…」という声をよく聞きます。そこで、本稿では大阪・関西における最新の供花の相場や注意点をご紹介し、ひかりグループとして皆様に安心感をお届けしたいと思います。
1. 大阪・関西における供花の相場
まずは地域相場を押さえておきましょう。葬儀社や花屋の実例をもとに、現実的な金額帯を把握することが重要です。
| 区分 | 相場の目安 | 出典・補足 |
|---|---|---|
| 1基(スタンド花) | 11,000円〜22,000円 程度 | 大阪セレモニー家族葬では、1基11,000円/1対22,000円から取り扱いあり |
| 1基(中級~やや豪華) | 16,500円 | 大阪府域でスタンド型供花の“16,500円”という価格が多く見られる例 |
| 1対(2基セット) | 33,000円 | 上記と連動して、1対=2基分の価格として 16,500 × 2 = 33,000 円という例が一般的 |
| 高級/大規模なもの | 30,000~50,000円以上 | より大きなスタンドや豪華な花材を使った供花、企業・団体からの供花ではこのあたりの金額帯も見られます |
| 特殊・最大級 | 80,000円以上 | 式場や規模によっては数十万円クラスの大きな花飾り・マーブルタイプなども取り扱われています |
また、特定の斎場での事例として、瓜破斎場(大阪市公営斎場)では “19,800円/26,400円/33,000円” が供花の代表価格例として紹介されています(1対はその2倍)。
なお、全国的な傾向としては「1基あたり7,000円〜15,000円」「1対=15,000円〜30,000円」という価格帯もよく見られます。ただしこれは規模・地域・式場ごとの差異を十分に含んだ幅広い価格になっています。
まとめると、大阪・関西を拠点とするひかりグループの拠点エリアでは、スタンド型の供花1基でおおむね11,000〜22,000円、1対(2基)でその2倍前後が“安心して選ばれる”価格帯といえるでしょう。
弊社では、1基15,000円(税込み価格)からご準備していただくことが可能です。
詳しくはこちらからご確認ください。

2. 価格が変動する主な要因
供花の価格には、以下のような要因が影響します。これらを理解しておくと、「なぜこの価格か?」を説明しやすくなります。
- サイズ・スケール
高さ・幅ともに大きなスタンド花や幅の広いアレンジは、使用する花材、枝葉、器材などが増えるため高くなります。 - 花材の種類・グレード
特に希少な花材、高級花(胡蝶蘭、バラ、高級グリーンなど)を使うと、その分コストは上がります。 - 産地・季節性
季節外の花材や輸送コストがかかる遠方の花は割高になりやすく、天候の影響も受けます。 - 配達距離・設営費
斎場までの距離、階段・高所設置、設営スタッフの手間なども、価格に含まれる場合があります。 - 式場の規定・制約
式場によってはスタンド花の大きさに制限があったり、特定の業者に限定されているケースがあります。 - 注文時のタイミング・対応の急迫性
通夜直前・深夜対応・急な注文などは割増料金になることもあります。
3. 供花を選ぶときのポイント・マナー
お金以外にも、気をつけておきたい点があります。特に、遺族に余計な負担をかけないよう配慮することが大切です。
- 会場の規模に合ったサイズを選ぶ
小さな式場に大きなスタンドを置くと圧迫感が出てしまうことも。逆に大式場に小さいものだけでは寂しさを感じさせてしまうことも。 - 式場や葬儀社への確認
外部業者からの花を受け入れていない斎場、花の搬入時間制限がある式場もあります。必ず葬儀社または式場に許可・案内を確認しておきましょう。 - 名札・表書きの注意
名札には故人との関係性、贈り主の名前を漢字で正確に記載。間違いがないよう確認を。宗教・宗派によっては使われる言葉(御霊前・御供など)に違いがあるため、悩む場合は「御霊前」が無難という例もあります。 - 到着タイミング
通夜・葬儀が始まる2〜3時間前までに設置できるように手配を。直前すぎると設営が間に合わない場合があります。 - 遺族の意向を尊重
稀に「供花辞退」「生花は控えて欲しい」という遺族の希望がある場合もあります。案内文や訃報の中にその旨記載されていれば、それに従う配慮を。
4. 「適切な価格」とは何か? ひかりグループとしての提言
供花は決して値段競争の場ではありません。次のような観点をもって、お客様にもご案内できる姿勢が重要だと考えます。
- =地域性とバランスを尊重する価格帯
大阪・関西圏では、上記のような相場を基に、極端に高すぎず低すぎず、全体のバランスを壊さない価格帯を提供すべきです。 - 明瞭な価格表示とプラン構成
「スタンダード」「ワンランク上」「豪華仕様」など、段階的なプランを示し、使う花材・サイズなどの違いが伝わるようにしておくと親切です。 - 付帯費用の明示
配送料・設営費・搬入手間・深夜料金などを見えやすく載せておくことで、後から「こんなに高くなるとは思わなかった」というギャップを減らせます。 - お返し(供花返礼)の案内
供花をいただいた遺族側にとっては、返礼をどうすべきか悩むことがあります。一般には「いただいた供花の1/3〜1/2 程度の品を返す“半返し”」という目安が知られています。
ひかりグループで供花を受け付ける際には、その返礼のアドバイスもセットで提供できると、お客様への付加価値になります。 - お客様目線での提案
「遺族に無理をさせない」「予算に沿った形で弔意を表せる選択肢を用意する」姿勢を前面に出すと、信頼につながります。

